命の不思議と自然の厳しさ
幼稚園の教室のテラスには子どもたちが種を蒔いた菜の花が育って います。
花が咲いていた頃にはモンシロチョウがたくさんやってきて、
飛び回っていました。
今ではほとんど花も散り、
今度は次の命を繋ぐ種を育むサヤが膨らんできました。
ふとテラスに面した年中の教室の窓を見ると、
何やら緑色の細長い生き物がいるではありませんか。
他にもいるのでは無いかと、窓やサッシを注意して見ると、
幼虫や既に蛹になったものまでいます。
そこで、年中の子どもたちが登園して朝の集いを終えた後で、
観察をしました。
子どもたちの目は小さな幼虫や蛹に釘付けそして、
そしてそこかしこにもいることに気づき、
見つけては大喜びです。
卵から孵化して幼虫になり、
さらには蛹になってゆくことに命の不思議を目の当たりにしていま した。
一方、いくつかの幼虫 の周りには何やら黄色の泡のようなものがあり、
その中に白い繭のようなものが見えます。
子どもたちにこれはアブなどが、モンシロチョウの幼虫 の身体の中に卵を産みつけて、
それが孵化して餌としてお腹の中から食い破り、
外に出てから繭となっているものであると教えました
自然界では自分達の命を繋ぐために様々な営みがあります。
そして人も動物・植物の命を食べて自分を生かしています。
だからこそ、
命ひとつを大切にそして無駄にしないことを学んで心のどこかに刻 んでくれた嬉しいなと思います。
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